2階を子世帯の住まいに
ストレスフリーな家事動線を実現
結婚を機に、ご主人の実家を二世帯住宅にリノベーションすることとなったIさんご夫妻。親世帯が暮らす1階は東日本大震災後にリフォームを済ませていたため、子世帯が暮らす2階のみに手を入れることにしました。
「家では少しでもリラックスして過ごせるように」との思いから心に描いていたのは、すっきりとしたデザインのストレスフリーな家。いくつかの建築会社を比較して検討を重ねるなかで、最終的に理想の家づくりができそうと思えた同社に依頼を決意。「女性目線のプランニングをしていただけたことが一番の決め手でした」と振り返ります。
リノベーションを経て、8帖ほどの広さだったバルコニーは、柔らかな朝陽が射し込む寝室に。2つの部屋をつなげて新たにキッチンを設けたLDKは、勾配天井の開放感あふれる空間に生まれ変わりました。
プランニングには「ストレスフリーな住まいに」という希望を叶えるための工夫も光ります。暮らしやすさにつながる回遊動線の軸としたのが、構造上外せない柱を活かして配置したパントリー。リビングを通らずに、キッチンとサニタリールーム間を移動できるので、家事動線がスムーズ。階段を上がるとすぐ、買い物の荷物をパントリーに運び込めるのもポイントです。
「週に何回かは母と一緒にご飯を食べますし、2階でお茶をすることも。お互いの時間を尊重しつつも安心な、ほどよい距離感が心地いいですね」と奥さん。理想どおりにリノベーションされた二世帯住宅で、Iさんご家族は新しい時間を紡ぎ始めています。
Reported by Replan